アジアユースオーケストラ(指揮:ジェームズ・ジャッド)

●公演名:アジアユースオーケストラ

20周年記念 京都公演

●開催日時:2010年8月24日(火)19時00分開演 (18時00分開場)

●会場:京都コンサートホール 大ホール

●入場料:指定席(1階席)¥2,500- 自由席(2・3階席)¥1,500-

●演奏内容
  シューマン:チェロ協奏曲
  マーラー交響曲 第5番

●出演者:
  指揮:ジェームズ・ジャッド(首席指揮者)
  チェロ:ジャン・ワン
  演奏:アジアユースオーケストラ

●プロフィール:
ジェームズ・ジャッド(首席指揮者)
 ジェームズ・ジャッドは、現在、ニュージーランド交響楽団の名誉音楽監督を務めながら、フランスのNational de Lilleの主席客演指揮者を勤めています。
 ニュージーランド交響楽団の7年のキャリアの間に、コープランドバーンスタインヴォーン・ウィリアムズガーシュインの作品を含む数多くのレコーディングを行っています。ニュージーランド交響楽団は2000年のシドニーオリンピック芸術大会での公演や、2003年のAuckland International Arts Festival、また大阪での国際オーケストラフェスティバルでの公演を通じて国際的評価を受けるようになりました。
 ジェームズ・ジャッドは英国に生まれ、ロンドンのトリニティ音楽院を卒業後、ロリン・マゼールの招待によりクリーヴランド管弦楽団のアシスタントコンダクターを務めました。その後、クラウディオ・アバドEUユース管弦楽団の準音楽監督に指名され、現在でも同オーケストラの名誉芸術監督を務めています。その後、ベルリン交響楽団イスラエル交響楽団をはじめ、複数のオーケストラで監督を務め、ウィーン交響楽団プラハ交響楽団ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団等の一流のオーケストラで客員指揮を務めています。また、米国のオーケストラのサクセスストーリーともいえるフロリダフィルハーモニー管弦楽団の監督を14年務めています。

ジャン・ワン(チェロ)
 1968年、中国において両親ともに音楽家の家に生まれました。幼少時に、チェロ奏者であった父親yりヴァイオリンに足をつけた即席チェロを与えられると、すぐにその才能の片鱗を見せることとなります。1978年、9歳にして上海音楽院への入学を果たし、1979年の6月に世界的ヴァイオリニスト、アイザック・スターンが中国を訪問した際に、サン・サーンスのチェロコンチェルトを上海交響楽団とともに演奏し、10歳の天才児としてジャン・ワンの名は世界中に知れ渡りました。
1992年にアメリカデビューを果たし、その後イエール音楽院に入学し、卒業後に更なる修学の為にジュリアード音楽院に進みます。1992年以降は一貫して演奏者としての道を歩み、NHK交響楽団等、一流のオーケストラとともに演奏しています。演奏者として世界をまたぐ活躍を見せる一方、Deutsche Grammophon等のレーベルで多くの名盤を録音しています。
ジャン・ワンは貴重な1622年A&H・アマティ作のチェロをSau-Wing Kam氏の家族から貸与され、演奏しています。

アジアユースオーケストラ
 108名のアジア ユース オーケストラのメンバーは、中国、台北、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムから選出された、才能豊かな若い音楽家で構成されています。各地での厳しいオーディションをくぐり抜け、3週間のリハーサル・キャンプに続き、国際的に活躍する著名な指揮者やソリストとの3週間のツアーと、毎年6週間の活動をしています。
 この20年間にAYOは、チェロ奏者ヨーヨー・マ、ミッシャ・マイスキー、ヴァイオリン奏者のギドン・クレーメルギル・シャハム、リーラ・ジョセフォウィッツ、ヤン・ウク・キム、諏訪内晶子チョーリャン・リン、ソプラノのエリー・アメリング、ピアニストのアリシア・デ・ラローチャ、セシル・リカド、ジョン・ナカマツ、レオン・フレイシャー、ボザール・トリオ、トランペットのハーカン・ハーデンベルガーなどと共演しました。また指揮者には、セルジュ・コミッショーナ、アレクサンダー・シュナイダー、エリ・クラス、タン・ドゥン、そして設立者で手もあるユーディ・メニューインとリチャード・パンチャスを迎えてきました。
 1990年のデビューより、アジア ユース オーケストラは、ニューヨーク・リンカーンセンターのエイベリーフィッシャーホール、ホワイトハウス、国連本部やハリウッド・ボウルなど、2度のヨーロッパ・ツアーではアムステルダムのコンセルトヘボウやベルリンのコンツェルトハウスなどで演奏してきました。
 また1996年のベトナムハノイ公演は、過去50年来初の海外からのオーケストラ公演として聴衆に歓迎されました。そして2000年にはハノイホーチミンの公演に再び招待され演奏し、その後にはシドニーのオリンピック・アーツ・フェスティバルに招かれシドニー・オペラ・ハウスでオーストラリアでの初公演もおこないました。
 1997年に香港と北京でおこなわれた香港返還式では、タン・ドゥン作曲の「交響曲1997 天・地・人」の世界初演ヨーヨー・マと演奏しました。それは海外のオーケストラによる中国内ツアーとしては最長のもので、客席10,000席にも及ぶ北京の人民大会堂での3度目の公演は他に例を見ないものです。
 1990年以来アジア ユースオーケストラは、世界182の都市で271公演を行い、113万人もの観客を魅了してきました。また公演の模様はCNN、CNBCアジア、NHK、RTHK(香港電台)、スターTVなどで放映されています。

●お申し込み

  京都コンサートホール 075-711-3090
  エラート音楽事務所 075-751-0617
  チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード:105-892
  ローソンチケット 0570-084-005 Lコード:56903